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エイカレ2023フォーラムレポート後編
“一生モノの転機”、エイカレに参加する理由

 

2023年9月、エイカレ2023がキックオフしました。
フォーラムレポート前編 では、2日間にわたるプログラムの一部を、ゲスト登壇した卒業生の言葉を交えてご紹介しました。
4年ぶりのリアル開催、会場は活気に溢れていましたが、実際、今期のエイジョははどんな思いで参加されていたのでしょうか?
 

 

幅広い経験を持つエイジョたちが全国から集結

 
「新世代エイジョカレッジ(エイカレ)2023」のキックオフとなるフォーラムでは、株式会社morich代表取締役の森本千賀子さんや、株式会社アルファドライブ代表取締役兼CEOの麻生要一さんなどの特別講演があり、トップランナーからエイジョたちへ「キャリアのつくり方」「大きな組織の動かし方」など、戦略的な取り組みが語られました。
 

 
 

まずは今回参加したエイジョについて、会場アンケートから見てみます。
 
エイカレ参加対象は「管理職手前」を推奨しています。今回の参加者は、20代から40代まで、社歴や転職経験なども様々で、「営業職」という共通項を持ちながらも、互いの経験から刺激を受け、学び合える場を作っていただけたように思います。
 
 
今回のフォーラムは東京都内で対面開催としましたが、参加者の勤務地は、関東近郊だけでなく、日本全国、北から南まで。各社、地域を超えたチームで参加していただいているようです。
これまでにリーダー経験のある人は3割程度いらっしゃいました。
 

 

今回、フォーラム開始直後のリアルタイムアンケートでは、
「産休や育休、子育てと仕事のバランスに悩んでいる」
「異動がない中で、キャリアプランをどう考えたらいいのだろうか」
「将来のキャリアを描けない」
「モチベーションの維持が難しい」
「売り上げと部下の育成、組織の管理業務というバランスに悩む」
「男性が多く、女性のロールモデルがいない」など、
抱えている不安や悩みが聞かれました。
 
参加者の中には、立候補し、社内選考を経て参加しているなど、大変高い意欲を持っている方が多くいます。それだけに悩みも抱え、壁にぶつかっているということもあるかもしれません。これからスタートするエイカレで、新たな仲間と変化を遂げていくことを期待しつつ、フォーラムのプログラムは幕を開けました。
 


「先が描けない」ライフとキャリアの悩みを本音で共有できる場づくり

 
フォーラムでは、自分のアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)やキャリアに対して自分が作っている壁に気づいていただけるよう、複数のプログラムを用意しています。
 
ライフキャリアデザインのワークでは、結婚・出産などを検討する30代に差し掛かったところで手が止まってしまう人、ずっと平行線のキャリアを描いて悩む人、何度も作り直している人、スキルアップの時期を迷う人など、様々です。
日々の業務に追われていると、なかなか立ち止まってキャリアプランを考えることはできませんが、こうして自分と向き合う時間をとり、シートで可視化すると、迷いや悩みが見えてきます。
グループの人とのディスカッションで、新たな打開策を見つけた人もいました。フォーラムの大半は、他社のエイジョとグループを組みます。同じエイジョであっても、年齢も、勤務年数も、専門も異なり、それぞれの経験や視点を持ち寄れます。ダイバーシティ(多様性)から新たに突破口が生まれるのです。
 


2日間のフォーラムでも 変化は生まれる

 
今回参加したエイジョの方々に、参加した感想を伺いました。
 
「入社8年目です。他社のエイジョと話せたことが何より刺激になりました。社内で営業の女性は20代が多いため、これまでは、結婚や子育ても含め、この後のキャリアのイメージがつかめませんでした。今日は他社の先輩たちから多くのアドバイスや経験談がもらえました。営業を続けていけるか不安でしたが、『できるかも』と思えるようになりました!」
 
「入社3年目です。他社の方から経験談を聞いて、これから先のキャリアのイメージを少し考えられるようになりました。実証実験と業務の両立は不安ですが、これは私の人生にとっても投資だと思えるようになりました」
 
「40代です。最初は周りが年下ばかり?と驚きましたが、他社だと話しやすいし、むしろ刺激を受けました。バディチームとの壁打ちで『良い視点をもらいました』と言っていただき、自分の強みを再認識した感じもあります」
 


見守る企業事務局 エイジョへの期待と変革への想い

 
企業の事務局ご担当者にも、参加理由を伺ってみました。
 

日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 (2020年から4年連続参加)

「参加者については社内選考があり、本部長や事務局に参加希望者がプレゼンテーションを実施し、その結果で選んでいます。これまでの参加者には、エイカレ後に営業所長に昇格した者や、将来経営に携わりたいという目標を見つけた、という者などがいて、エイカレ後の成長を頼もしく感じています」

 

日本イーライリリー株式会社 (2017年から7年連続参加)

「エイカレ卒業生は皆、現場で大変活躍しています。エイカレを経験した人たちは、自分でどう働きたいか、どうキャリアを築きたいかという芯ができていると感じますね。そうした先輩たちを見ているせいか、社内で参加希望者が多く、毎年立候補制です。動画やプレゼンなどフォーマットは自由ですが、参加への熱意をプレゼンしてもらい、選考しています。全国にエイジョがいるので、参加が決まったメンバーはオンラインで連携し、実証実験プロジェクトに取り組みます。場所に関わらず、メンバー同士の強いネットワークができているようです」 

 

株式会社スタッフサービス (2022年から2年連続参加)

「昨年度参加者には、すでに管理職やチームリーダーになった者が多数います。中には参加当初『自分は営業に向かない、辞めようかと思っている』とまで言っていたものの、エイカレを通して仕事の可能性やこれからの目標が見つかり、自分から手を挙げてリーダー職を務めているという女性もいます。自分たちで課題発見や実証実験をおこなうため、負担は軽くはないですが、他社の営業女性から刺激を受け、プロジェクトを通して自社を自分で変えていくという姿勢に変わる、本当に大きな成長を遂げていると思います。彼女たちの成長ぶりを肌で感じたので、今年も続けて参加しています」       

 


「私たちにもできる!」が芽生えた2日間

 
2日間のフォーラムを終えた後の参加者アンケートからは、すでに前向きなスタートをきったエイジョの声が聞かれました。
 
「多様なエイジョ達との議論を通じて、これからの自分の未来へ前向きになりましたか?」という質問には、全員が「前向きになれた」または「とても前向きになれた」と回答。
 

 

また、「明日から『変化』に向けての一歩を踏み出せそうですか?」という質問にも、全員が「やや踏み出せる」または「踏み出せる」と答えました。
 
 
「自分の限界を勝手に決めていたので、もっと視野広く考えることが大切」
「自分のキャリアプラン、会社のあたりまえは当たり前じゃない」
「1人ではなく、仲間がいること。自分の意識と行動次第でいくらでも道は拓けること」
「キャリアの面で今やれることを一生懸命やって、昇進を早めにする方が良いということ」
「営業だからこそ、長く働き続けることができる」

 
 
 

様々な可能性を持つエイジョたち。
ここからは、企業ごとのチームに分かれて実証実験を始めます。最終発表となるサミットは2024222日。今年はどんな変革が生まれるのか、今から楽しみです!
 
※エイカレサミット2023へのご陪席など、詳細はこちらからお問い合わせください。
https://eijyo.com/contact


エイカレ2023の集大成、サミット(最終発表会)は2024年2月22日を予定しています。
サミットには、今期ご参加企業のほか、エイカレへの参加を検討されている企業様もご参加いただけます。以下のフォームよりお問い合わせください。

昨年のサミットについて詳しくはこちら 
エイカレサミット2022
お問い合わせはこちら 
https://eijyo.com/contact.html

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